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| 町田市の統計 人口 面積 沿革など |
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東京都の多摩地域南部、多摩川以南、東京都最南部に位置する商業都市です。 人口は428,000人（2013.10現在）東京都内の市町村では八王子市に次いで2番目です。 面積は71.64km2 人口密度は5,980人/km2 国道246号・東名高速道路（東急田園都市線・小田急線）と国道16号（横浜線）が交差する地域となります。 1960年代以降ベッドタウンとして発展しましたが、依然市内各所で農業が行われています。 バブル経済期以後には、東京都区部からの私立大学の転入が進み、市内には現在も私立大学や一貫校が点在し「青年の街」でもあります。 日本で唯一、3つの政令指定都市（横浜市・川崎市・相模原市）に接している自治体でもあります。 市域の大部分が多摩丘陵に属し、地形的には同丘陵の北部、相模原台地の北東の縁でありほとんどが丘陵地帯です。 最高地点は西端にある草戸山（標高364m）。 平地は町田駅付近や西および南を流れる境川・ほぼ中央を流れる鶴見川とその支流恩田川近辺など面積は少なめです。 土地形状は東京都側から神奈川県側に突出したような形です。 東京都区部の南西30～40km圏に位置し1960年代初頭より東京都区部郊外のベッドタウンとして開発され発展しました。 町田駅を中心とした原町田地区は小田急線沿線および横浜線沿線を代表する繁華街で、 百貨店や専門店等が多く林立する一大商業ゾーンとして著しく発展しており、商業都市の一面もあります。 国道16号・246号線や鎌倉街道などにより東西方向・南北方向との道路交通の便もよく、 神奈川県北部も含んだ多摩地域南部（南多摩地域）の商業の中心地となっています。 飲食産業はここ数年で立川市と共に成長しています。 南多摩地域・相模原市・横浜市北部・川崎市西部・座間市・大和市などを含む商圏人口200万人とも言われる相武経済圏の中心的な役割を 業務核都市として指定を受け、相模原市の相模大野などと共に経済の一端を担っています。 南部（町田市鶴間）の南町田駅前にはアウトレットモールのグランベリーモールが、 また北西部の多摩境駅付近には多数の大規模なロードサイド店舗が立ち並んでおり、休日等には家族連れなどで賑わいます。 立川を中心とする北多摩地域とは多摩丘陵や多摩川で隔てられていることや、都心部とは距離があること、 古くから鎌倉街道や絹の道の中継点であった関係で、 八王子市など同じ南多摩地域や横浜市北部、川崎市西部、相模原市などとの結びつきが強くあります。 周辺町村の合併による市制施行から既に50年以上が経過したが現在でも引き続き旧来の村域を基にした 5地域（境 忠生 鶴川 町田 南） に分類することがあります。 旧鎌倉街道沿いの旧宿場町（本町田の宿・一色地区や小野路宿など）や近代以降の原町田近辺など一部地域を除き、 未開発の土地が多く残されていました。 1960年代の旧公団・公社等による団地開発以来、小田急などによる都心他へのアクセスの良さも注目されて ベッドタウンとして急速に開発が進み、現在でも丘陵や斜面を宅地造成した 一戸立て住宅の建売（駅至近では中高層マンション）などによる開発が盛んです。 一方、無計画に宅地造成がされた地区も多く旧来からの狭い道路や行き止まりなどがあり、 自動車がこれを避けて鎌倉街道や町田街道等の幹線道路へ集中する為 拡幅工事が未完了で未拡幅区間がボトルネックとなり幹線道路への流入車で渋滞が起こります。 特に都県境部分では整備が遅れているほか、山や丘の両面から開発された場所の道路未接続も多くあります。 市内には、UR都市再生機構（旧日本住宅公団）や東京都住宅供給公社の大規模団地を初めとした、 大小様々な団地や集合住宅が点在しています。 これら団地の住民数は、町田市の人口総数の1割以上を占めていますが現在では団地住民の定住化と共に少子高齢化が進み、 それら団地を中心とした学区域の小学校では合併や廃校が行われると同時に、新興住宅地では新設も行われています。 同時に、政策として「車椅子で歩ける街づくり」を進めるなど社会福祉が充実し、各地から視察団が訪れます。 1980年代からは薬師台などに見られるように土地区画整理事業により大手デベロッパーを中心とする景観を 重視した計画的な宅地開発が行われ、21世紀に入り、景観法と町田市景観条例に基づき、市民、事業者、行政の協力による景観づくりが 重視されてきました。 名前の由来は「町田」とは区画された田んぼという意味でこの地域に田が開かれ区画されるようになったことから町田となったという説、 「町（まち）」と「市（いち）」は同じ意味で、昔から市が盛んだったので町田と呼ばれるようになったという説、 市の神様をまつる祭りに使われる田んぼを「祭り田（まつりだ）」といい、これが訛ったという説ががあります。 明治時代、生糸の産地から横浜へ向かう街道「絹の道」の中継地として、商都まちだを形成していきました。 現在では「車いすで歩けるまちづくり」に代表される福祉の取り組みが内外で高く評価されている一方、 隣接する神奈川県相模原市との関係は特に深く、町田・相模原首都圏業務核都市に指定されています。 市域の大部分が多摩丘陵上に位置することもあり、町田駅から1～2kmほどの地区でも農地が見られ、 北西部から西部にかけての小山田・小野路地区、相原・大戸地区などは、田畑が随所に広がり、 一部では畜産業も営まれる農業地域となっています。 また、市域中部の七国山、北西端の草戸山など、後述の北部丘陵など里山や山林も多く点在し、 近隣の都市と比べで土地の自然利用率が高いと評価されています。 タヌキやテンなどの野生動物のほか、周辺の地域で数を減らし続けているムササビ、ニホンリス、カヤネズミなどの希少動物も見られます。 一方で町田の東京都区部へのアクセスが注目されて以来、現在まで不動産・住宅開発の進出も激しくなってきており 都市計画がない状態で進められた、旧来の地形を省みない開発や建設がかえって町並みの調和を破壊している地域も存在します。 1990年代以降では、水害時に備えるための私有の洪水調整池を無理に埋め立てる手法や、 谷戸上部の山地を切り開く手法で大規模マンション開発が行われた箇所が存在し、災害対策や日照権問題など それ以前からの地元住民とトラブルが発生した事例もあります。 近年では、市の大部分にあたる多摩丘陵のうち、 市域北部の上小山田町から小野路町・野津田町までの地域（概ね芝溝街道と尾根幹線道路に挟まれた地域）を北部丘陵とし、 自然保護と農業活性化を目的とした取り組みや休耕田の整備のほか、宅地開発の抑制などが行われています。 |
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